漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
34歳 女性
幼少期から慢性的にアトピーの症状はありましたが、学校や仕事など日常生活に支障が出る程ではありませんでした。その為、長期に渡る治療はなかなか継続せず、その場しのぎで根本的に改善しないまま大人になってしまいました。
出産を機に、自分の事は後回しの生活になり、それに加えて初めての育児のストレスやプレッシャー・・・。アトピーが悪化するのに時間はかかりませんでした。心身ともに限界、という時に、ウエマツ薬局を紹介していただき、初めて訪問しました。
まずは、全身の痛みやかゆみが落ち着いた事が何よりも一番助かりました。
(当時はかわいい筈の我が子が抱っこを求めたり、飛びついてきたりするのも辛いほどでした。)
症状が落ち着き始めるとともに、気持ちに余裕が出て、子どもに対して、きちんと向き合えるようになりました。自分の身体の辛さから優しくできなかった時期を反省しつつ、その時間を取り戻したい一心で、日々前向きに過ごすよう、心掛けるようになりました。
症状が落ち着いてきた事で、新たに子供を望む気持ちが芽生え、めでたく第二子を妊娠しました。
来店されたときは全身赤黒くかきむしり、一つ一つの丘疹は盛り上がって痒疹という
アトピーよりもさらにかゆみのひどい状態になっていました。
育児の疲れとアトピーのかゆみで大変な様子でした。
食欲があり、体力があったので、漢方の煎じ薬と粉薬両方をしっかり飲んでいただき、翌月には痒疹が少なくなって希望が持ててきました。
半年後、かゆみが落ち着いたので、二人目の赤ちゃんが欲しい、とおっしゃいました。
基礎体温が不安定なので、アトピーを悪くしないように、ホルモンバランスを整える漢方薬を飲んで体調が整い、半年後、妊娠されました。
妊娠中はアトピーが悪化しやすいので、悪くならないような漢方薬で、肌もずいぶんきれいになり、もうすぐ出産です。
女性のアトピーは生理や育児に左右されます。
両方を悪化させないようにしながら、よくさせていくことは技術が必要です。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7